Runmetrix体験レビュー

モーションセンサーを腰に
装着して走るだけでランニングフォームの
解析ができるRunmetrix。
実際に体験した
ランナーの声をお届けします。
また、同時にランニング
コーチの目視によるフォーム診断も行い、
その共通点をチェックしました。

村木祐輔さん

目標:サブエガ(2時間50分切り)

ランニングの悩み・課題など:
背骨が前後にも左右にも曲がっているため、
走りにブレがある

後藤コーチとアプリの一致したアドバイス

重心の上下動に気をつけましょう。
蹴り出しは、「蹴る」ではなく
「置いてくる」イメージで。

Runmetrixアプリ

◆ 目指したい走り
膝や腰への負担を減らすためにはもう少し上下動を抑えましょう。膝の屈伸を抑えるのがポイントです。

◆ 平均的な走りの特徴
着地や蹴り出しで路面に加える力が強く足への負担が大きいと言えます。蹴るのではなく足を置く意識また素早いスイングを意識することで改善が見込まれます。

後藤コーチ

ストライド走法が特徴で、着地したエネルギーを一歩ずつ蹴り出す力に変換できています。一方で、進行方向への水平移動が「理想の動き」なところ、村木さんの走りには重心の上下動を感じます。着実に蹴り出す感覚は短い距離では効果的ですが、マラソンのような長い距離においては筋力の浪費も早まるため、一歩ずつを蹴りすぎずに「置いてくる」イメージで走れるとよいでしょう。

村木さんのRunmetrix
アプリを使っての感想

気になっていたブレが一目瞭然! 3Dで比較すると右にブレているのがよくわかったので、今後は意識的に改善したいです。ランニング大会が軒並みに中止になりモチベーションが下がっていたところ、「フォーム改善」という一つの目標ができました。大会が通常通り行われるようになった時のために、今のうちにレベルアップを図ろうと思います。

フォーム診断をするのは···

後藤敏雄コーチ

「ランナーズエイド カイロプラクティック」院長。長距離選手として実業団で活躍し、競技引退後は、企業のランニングクラブのコーチなどを歴任。カイロプラクターの資格取得を経てクリニックを開業する。ランナーに特化したカイロプラクティックのサービスを提供すると共に、コーチとしてランニング教室も開催。

プロのコーチが
Runmetrixを推す理由

タイムじゃない新しい
指標
「フォーム評価」で
モチベーションが上がる

Runmetrixのフォーム分析結果は、私自身が「正面・真横・真後ろ」から目視で行ったものとほぼ同じ内容でした。全体的な体の動きが明確に表現されていて、腰のセンサーだけでここまで動きを再現できるものなのかと驚いています。
それに、自身の目では見えない四方八方からのフォーム評価をビジュアルで見せてくれるところが面白いですね。

注目すべきポイントはやはり骨盤の傾きです。骨盤の前後方向スイングは股関節の可動性にかなりイコールな評価であって、肉眼でもなかなか捉えづらい評価点です。
骨盤の理想的な傾き、引き上げ、回転タイミングなど細かく項目があるのは、このモーションセンサーならではだと思います。骨盤は両脚にとって不可欠な股関節の動きや位置に影響力が大きく、同時に背骨に対してバランスを左右させる土台でもあります。
センサーによる解析アルゴリズムのおかげで、例えば「接地場所」や「足の振出し」という点の評価だけでなく、点を線で結んで面で評価されるところも素晴らしいと感じています。

フォームの課題を評価するサービスはこれまでに多くありましたが、上記の優れた評価方法に加えて、その課題解決方法を即時に提案してもらえるのはとても価値があります。
提案されたワークアウトが、どこの問題に直結しているのかが理解できているだけで、習慣化されにくい筋力トレーニングやストレッチに対して前向きなモチベーションを与えてくれるでしょう。
それも自分自身のためのフォーム改善ワークアウトですから、手探りで取り組むものとは大きな差があると思います。

(ランナーズエイドカイロプラクティック 後藤敏雄)