ASICS Running Data Manager活用術

ASICS Running Data Managerは、ASICSが提供する無料のRunmetrixデータの活用サービスです。
ランニングのパフォーマンス向上にはトレーニングの"量"と"質"が重要で、Running Data Managerは、この両面をしっかりサポートしてくれます。
具体的な使い方を紹介しますので、ぜひお試しください!
(Running Data Managerの会員登録、ログインはこちら
量と質のバランス
1.「練習の量」に対する使い方

走行データを月単位で集計することにより、ここ数カ月の練習の量(走行量)を確認、比較することができます。 同時に月ごとの走行ペースもグラフで比較できます! シンプルですが、このデータの確認はモチベーションの維持やオーバーワークの予防にとても効果的です!

月間走行距離・ペースのグラフ

2.「練習の質」に対する使い方
(1) 練習メニューの組み立てについて
Running Data Managerは、マイページで設定したベストタイムをもとに、毎回の走行(アクティビティ)の練習メニューを自動で判別します。
練習メニュー(8種)一覧:
 ビルドアップ走/インターバル走/ジョギング/快適ラン/ペース走/速めのペース走/疾走/レース
(※自動判別された結果を手動で修正することもできます。ベストタイムの入力についてはこちら!

アクティビティ一覧
目標レースに向けて、練習メニューを組み立てる方も多いと思います。 「アクティビティ一覧」で判別されたメニューを次のようなポイントで確認してみましょう!

  • 「ジョギング」よりも負荷の高いトレーニング(「ペース走」など)が適切に組み込まれているか?
  • 負荷の高いトレーニングが、詰め込み過ぎになっていないか?
  • (練習メニューを組み立てたことがない方/自分にあったメニューを組み立てて欲しい方はこちら! ※クイックマニュアル下の「パーソナライズ」記事にリンク)
    (2)練習メニューごとの振り返り
    Running Data Managerは、あなたが入力したベストタイムをもとに、5種類のペースを自動で設定し、アクティビティ中どのようなペースで走ったか、わかりやすく表示します。
    ペース(5種):  かなり速いペース/きついと感じるペース/フルマラソンレースペース/快適ペース/ゆっくりなペース

    走り終えた後、目的通りに走れたか確認してみましょう!
    ケース1)「インターバル走」(スピードを意識したトレーニング)
    フルマラソンで余裕のあるレース運びをするためには、「スピードの絶対値」を上げておくことが重要です。
    スピードの絶対値を上げるためには、短い区間をスピードを上げて走る等、レースよりも速いペースで走るトレーニングが必要になります。
    「しっかりとスピードを上げることができているか」(インターバル走で、あなたの最速ペースが「かなり速いペース」のゾーンに届いているか?)
    を確認しましょう。
    もし届いていなかった場合は、速く走る区間を短くしてみましょう!
    インターバルトレーニングのペース図
    「かなり速いペース」に届かなければ、目標が高過ぎるのかもしれません。 一度目標を下げてみましょう。あわせて、スピードアップを目指した筋力アップトレーニングを行いましょう!
    Runmetrixには、走行データから、最適な筋トレ、ストレッチを推奨する機能があります。 (走行データに基づくトレーニングメニューを取り組んでみたい方はこちら!

    ケース2)「速めのペース走」(速めのペースを維持するトレーニング)
    フルマラソンの大会で目標を達成するためには、メリハリをつけたトレーニングが有効です。
  • フルマラソンに近い距離を走る(30km以上)「距離走」
  • フルマラソンよりも短めの距離をレースペースよりも速く走る「ペース走」

  • 「ペース走」においては、余裕を持ちつつ、レースペースよりも速いペースをキープできるかが重要です。
    「ペース走」のペースが適切であったかどうか( 「フルマラソンレースペース」より速いゾーンで走れているか?)
    を確認しましょう!
    ペース走のペース図
    フルマラソンでは、無駄な動きを減らし、筋力でからだを支えながら走り続けること。 スピードを維持して、長く走り続けるためには、上半身のリラックスと、上半身と下半身のリズミカルな連動が大切です。
    「速めのペース走」は、こうしたポイントを意識して行いましょう!
    ケース3)「ジョギング」(リカバリー目的のジョギング走)
    速く、長く走り続けるためのトレーニングは、からだに大きな負担となります。 目標レースで良い結果を出すために、回復のためのジョギングを適度に行いましょう。
    「今日は、リカバリージョグで回復!」という日には、走行の大半を「ゆっくりなペース」で走れたか?
    を確認してみましょう!
    ジョグのペース図
    時間に追われたり、走る距離を決めた練習を続けたりしていると走るペースが速くなりがちです。
    回復のための練習が行われているか、確認してみましょう!


    こうした「練習メニューごとの振り返り」は、とても役に立ち、日々の練習のメリハリにも繋がります。
    ぜひやってみてください!

    [使いこなす]ページへ戻る